子ども・子育て

父親の子育て

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日本における子育ては、母親がメインという場合が多いかもしれません。

母親は自然と心が子どもへ向きますが、父親は黙っていれば、心が100%仕事に向いてしまいます。

でも、それでは家庭は立ち行きません。

現代は、家に帰っても自分の居場所がないという父親もいます。忙しすぎて、家族との会話ができていないお父さんも少なくありません。

けれども、家庭には父親と母親の役割があります。

​父親にしかできないことがあるのです。

知らずにいると、子どもは父親と距離を取っていき、父親に対して怒りを持ってしまうかもしれません。

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幼少期における父親からの愛不足

 

お父さんは家族のために一生懸命働いています。働き盛りの父親は会社にとって必要な人材。

 

それだけでなく、家庭においても父親の存在は大きいです。

特に子どもが小さい頃は、お父さんが家に帰ってくるのを楽しみに待っています。

一緒に夕ご飯を食べたい、戦いごっこをしたいとワクワク待っているのです。

実際に、幼い時期の子どもは、母親だけでなく、もちろん父親から抱きしめられる事を待っています。

特に2〜3歳の男の子は、父親とつながろうとします。その時に、父親と絆を結べないことが、男性が同性愛者になる一つの原因だろうと専門家は言います。

そしてこの時期に父親から愛をもらえなかった子どもの多くは、父親に対して憎しみを持つようになるのです。

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叱るべき時に叱らず、怒らなくていい時に怒る

叱るのは悪いことは悪いと、びしっと言えること。怒るのは感情をぶつけることです。

聞き分けのない子にお母さんがヒステリーっぽく金切り声を上げる前に、お父さんが一言低い声で叱ると、お母さんは助かります。

威厳をもって子どもを叱るには、父親自身が尊敬されるような生活をしていることが重要です。子どもは、親の生活の裏表をよく見ています。

また、なかには、子どものためを思って懲らしめるのではなく、自分の思い通りにならない子どもを、感情で叱りとばす親もいます。

そうすると子どもは、叱られた苦い思い出だけを覚えてしまいます。

手放すときに子どもを手放せない親は、子どもを怒らせる

抱きしめてやるべき時があるように、手放してやる時もあります。

 

そのとき逆にしがみついたら、子どもは怒ります。そして親を軽蔑します。

ただでさえ激しい思春期の反抗が、もっと激しくなります。

これらの問題が起こらないように、またすでに起きてしまった場合、どのようにしたらいいのでしょうか。

父と息子の釣り

楽しい時間をすごす

子どもにとって、一緒にいてくれる親、楽しい時間を過ごしてくれる親がどうしても必要です。

いっしょに時間を過ごすなら、子どもは無条件に愛されていることを学びます。それが、これからの人生で出会うすべての人間関係の基礎になります。

自分を抑えることを教える

聖書に「自分の心を制することができない人は、城壁のない、打ちこわされた町のようだ」(箴言25・28)という言葉があります。

今は、食べ物も娯楽も、欲しければいくらでも手に入る時代です。

親は、何を与えるかより、何を与えないかを考えるべきです。

子どもが欲しがるからといって、無制限に与えないことです。甘いものだけを与えていたら、虫歯や肥満になります。

 

目や耳から入るものも同じです。

現代の親の大きな責任は、メディアを制限することです。テレビやビデオゲーム類は、育ち盛りの子どもの脳の働きを鈍らせるそうです。

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お父さんといることが楽しければ、父のしていることを真似したいと自然に思います。

 

お父さん、仕事は確かに大変ですが、抱っこできる時は限られています。

遊んであげられるうちに遊んであげましょう。

 

お父さんの代わりは、誰にもできないのです。

親にとっては、何てことないふれあいの時間が、子どもにとって一生の宝になるのです。