好き嫌いを直す方法
更新日:2021年7月23日

以前、ある9歳の子どもの食前のお祈りに感動したことがあります。
その子はこう祈っていました。
「神さま、このご飯をありがとうございます。食べられない子たちもいます。食べれるようにしてください。」
貧しくて食べられない子たちがいること。それは日本にも世界にもいる。自分が食べられることは当たり前じゃないことを、この子は知っていました。
私はこの祈りを聞いて、なんてできた子だろう!と思いました。
この子のお母さんはフィリピンの方です。お母さんは決して裕福な家庭では育ちませんでした。だからこそ、食べ物があることに感謝していました。
そして、お母さんは子どもたちにそのことを教えていました。
何年か経ち、私も子どもを持つようになって、このことをまた思い出しました。
まだ3歳くらいだった長男は、好き嫌いの激しい子で、その日も嫌いなものは食べたくない!とぐずっていました。
私は、9歳の子の食事の祈りを思い出し、Youtubeから世界の貧困で苦しんでいる子たちの映像を見せました。
息子と同じ歳の子たちが、お父さんお母さんがいなかったり、食べ物が毎日なかったり、きれいな水を飲めない現状を説明しました。
3歳でもこの現実は理解できました。息子自身もビックリしていたし、同じ歳の子たちの現状にショックを受けていました。
自分は毎日食べ物が食べられること、飲み物があること、家族がいること、これは決して当たり前ではない。
この動画を見てから、長男は好き嫌いでぐずることがなくなりました。
それでも、たまにぐずることがあります。その時に、「あの世界の子どもたちの動画、思い出してごらん。」と言うと、頑張って食べようとしてくれます。
ワールドワイドな視点で物事を考えられる子、人の痛みが分かる子であってほしいと願います。
もし、食べ物でぐずるお子さんがいたら、試されてみるのもアリだと思います。
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